AJSA SKATEBOARD CHAMPIONSHIPS 開幕戦速報

CUP

■季節の過ぎるのも早いもので今年もいよいよプロ戦が恒例のB7で開幕した。今年から全体の運営システム変更にともないエントリー数の減少が当初から心配されたが、悪い予想が的中してしまい21名のエントリーという近年ではまれに見る少人数での開催となってしまった。経済不況によるプロ環境確立の遅れや、冬の間に起こした故障のリハビリ等の原因が主と聞いているが、先に開幕したアマチュア戦が活況である事を考えると、大きな時代の変化が近づいてきている様にも感じられてしまう。

■開幕戦の楽しみ方として新人プロたちの成長を見るのが楽しい。今年は8人が開幕戦にエントリーしたが、去年のアマチャンプ伊藤から始まった予選1本目「緊張するな」と言ってもしかたなし、ガチガチで見るに耐えない滑りであったが、2本目で各選手がパフォーマンスを発揮。決勝へは誰も進めなかったが新設の準決勝には6名が進出。楽しみだ。
■準決勝とは予選を通過した16名が決勝進出8名を賭けて戦う新しいラウンドである。AJSAで採用するのは1995以来8年ぶりだ。賞金をゲットするには1日で6本滑る事になり、以前のようなラッキーは通用しない。体力・テクニック・安定力の3つが無いと勝ち上がれない。涙を飲む選手、笑う選手が凝縮されるラウンドになると思う。観戦の時には要チェックです。

■という感じで開幕したプロ戦は、下の結果を見ておわかりと思うが結果的に地元B7クルーの独壇場となってしまったが、私が見るところでは「地元有利と言うよりも、滑ってる時間の差がそのまま出た」だけの様な気がする。確かに地の利は否定できない。しかし、誰が見ても決勝進出した8人はオフの滑り込みがシッカリ出来ている滑りであった事は間違いないだろう(宇津木は体力不足)。