意外にも初開催・博多MIXJAMは寂しさの中に、熱い男達の未来がキラリ!





■サンディエゴで行われているASRへ行っている関係者が多いのか、残念ながら過去最低の10選手が博多に集まり第4戦はスタート。ここでアクシデント発生!朝一番のウォーミングアップで現在ランキング1位の立本和樹が右足骨折。救急車で病院そのまま即入院。今期絶望となってしまう。なんてこった!



■大会前にNY9.11犠牲者への黙祷を捧げる。あれから3年、今こうしてスケートボードを楽しんでいられる喜びを、会場に集まってくれた九州ローカルや大会参加者とで再確認。AJSAではMC初登場の上田GOが軽快なシャベリで土曜予選を盛り上げる。当然だが9人の選手は好条件で練習できてますので予選の内容も高レベル。特に立本を失った盟友の浦友和&橋本貴興の2人はあきらかに他の選手と違うオーラを出している。そのまま予選も2人の独壇場で橋本が予選トップ通過。

■今回は新しい試みとして九州沖縄アマサーキットと同時開催。日曜日は地元を中心に九州&沖縄の精鋭が集まり大会がスタート。1&2戦を連覇した武石レオがアマのタイトルを捨て、プロ戦にエントリーした事により九州チャンプ争いは熾烈さを増す。しかし層の厚い福岡勢の吉岡哲平が実力者の片鱗を取り戻しブッチギリで優勝。



■メインのチャンピオンシップ決勝は西日本勢による戦い。地元新旧対決・武石vs松原アンギで会場も盛り上がっていったが、やはりここでも橋本vs浦のバトルが凄かった。先に滑った浦が1本目で表彰台は確実の201点を叩き出すと、橋本は得意技を失敗して低調に終わる、だが橋本の勝負強さを知る浦は2本目でも更にプッシュし240点のハイスコアを更新。そして最後の橋本のランは予想通りのバチバチメイク。1本目の差から難度を上げられなかったのか、逆転こそ出来なかったが普段なら優勝得点の220点の素晴らしい滑りで2位を確実にした。



■選手が少なく残念な第4戦となってしまったが、福岡の観光名所ベイサイドプレイスで大勢のギャラリーに囲まれて、非常に盛り上がった大会になったことは追記しておく。