NIPPON OPEN賞金30万円は池之上慶太が熱戦を制して優勝。
2004年間チャンピオンは僅差で逃げ切り浦友和が2年ぶりに獲得



■直前までのチャンピオンシップ上位40名と、先日開催された全日本アマチュア選手権の上位8名のみに出場資格が与えられている大会だけに、予選からハイレベルな戦いが進み、決勝に進んだ選手は優勝経験者が5名、今年のアップカマーが2名、アマ選手権から勝ち進んだ清水潤の8名。非常に内容の濃いメンバー構成で行われただけに、見ていても今年一番の熱戦であった。結果的には高難度のトリックを連続メイクした池之上が最終出走で逆転。セクション的に不利に思われた小澤が独創的なラインで2位に食い込んだ。1点差の3位に食い込んだ船橋も珍客来襲による再走のハプニングにも関わらずに健闘した。



■もう1つの注目は年間タイトルの行方だ。トップ快走の浦がまさかの予選落ちで2位の宮元に大きなチャンスが転がり込んだが、非情にも4位に終わり7.5ポイント差で逆転はならず。たらればは言ってもしょうがないが3位に入れば2.5ポイント差で日本一に輝けただけに、悔いの残る4位だったのではなかろうか。来年に期待してます。もう1人のアップカマー・武石は試合後のコメントによるとスタミナ配分のミスで決勝では持ち前の切れ味を発揮できず8位に沈んだ。注目の清水は堂々と自分をアピールしたがトッププロ相手に「もう1つ」が足りず5位、しかし2人の大健闘は九州方面の選手に希望をもたらせたのではないだろうか。








左から3位の船橋、優勝の池之上、チーフジャッツジ塩谷、2位の小澤、前列は2004年間チャンプの浦

■長いようで短かった今年のAJSAもストリートの大会は全て終了。初めての試みも多くていたらない部分も多かったですが、来年は更にパワーアップしていきたいと思っています。今年中には色々なビックニュースをお知らせできると思います。これからもAJSAを宜しくお願いします。