史上最年少アマチュア王者・瀬尻稜が初の栄冠、女子は飯野が2連覇

■以前にも書いたことがあると思うが、若年層のレベル向上のスピードには驚かされる。このリリースを読む人は瀬尻の事は知っていると思うので説明は省くが、8歳の男の子が大人の中に入って優勝するという事だけでも驚愕である。天才少年と呼ぶのは簡単だが、2位に入った太田も13才だし、レディースを制した飯野紗弥香も9才だ、今回の大会はジュニアではなく全日本ですよ。

■という事で全国の5地域15大会を勝ち抜いてきた41名の選手と、オープンエントリーで集まった20数名のレディース&ジュニアで開催された全日本選手権も盛況のうちに開催され、近年のキーワードとして使ってきた「世代交代」を象徴する結果で今年のAJSAは全てのスケジュールを終了した。



■今年はAJSAとして20大会を開催したのだが、簡単に総評を述べればチャンピオンシップに関してはベテラン勢が充実し、アマチュアは新生代の台頭という事が言える。20代前半のスケーターにとっては上が厚く、下からも追われて大変なシーズンになってしまったが、地区ランキングを見ると将来が楽しみなスケーターも続々と各地から名乗りを上げ、レベルアップが目に見えて実感できる素晴らしい1年だったと思う。逆に大会への参加者が減少している問題を解決することが出来なかった事に反省し、来年のテーマとして努力していきたいと思います。






左からオークリー淳之介、3位のアンドレ、優勝の瀬尻、2位の太田、オークリー荒畑

■今年もバーチカルやスラロームの大会は残っていますが、多くの関係各位に御協力いただきまして誠に感謝しています。パブリックパークなどの建設も各地で進み、来年も熱いシーズンになる予感がしています。頑張っていきますので皆さんも応援よろしくお願いします。








左からKIDS3位のケビン・クー、Jr.3位のチャーリー、W優勝の吉田昌宏、W2位の杉本瑛生


左から3位の山口彩乃、優勝の吉野沙耶香、2位の小林麻衣