2005関東アマチュア地区サーキット結果





■チャンピオンシップ第5戦と同時開催で行われた関東アマも、3名の選手が僅差でチャンピオン争いを展開中、こちらも注目を集めていたのだが、横須賀大会という事で他の地域の上位選手が刺客として乱入。10/23に行われる全日本選手権の前哨戦のような大会になっていった。優勝は噂のアップカマー大竹宏二。ハイスピードでのアタックに拍手喝采。2位には関西を制した金沢の白江正義、風の影響で自動車セクション全越えを披露できなかったのは残念だが、関東でもポテンシャルの高さを印象づけた。そして成長著しい佐々木玲司が、瀬尻と小川をきっちりマークして上位入賞。関東アマを獲得した。今年の全日本は楽しいぞ!




阿部直央


白江正義


大竹宏二


左から白江、大竹、阿部


関東チャンプを決めた佐々木玲司


オークリー協賛のベストトリックは「Fフィーブルtoボードスライド」大竹宏二





灼熱の熱戦を制したのは、地元TEAM GROOVEの小川アンドレ

■今回AJSA初開催となった安中米山公園スケートパーク。ストリートコース横には名物デスボゥルがあり、北関東特有のハードコアスケーターが数多く生息する地域でもある。コンテストはストリートコースで行われたので、その筋の参加者は少なかったが、地元スケーターのレベルはかなりのモノでした。

 中島安中市長の挨拶で大会スタート

■参加36名の約半数が地元からのエントリーとなりレベルの不安も有りましたが、そんなものは無用な心配でアマサーキットでは近年最高レベルといっても過言ではない熱い戦いが繰り広げられた。優勝の小川アンドレはアール・バンク・レール等々をオールマイティに使い、スピード・パワー・スタイルはアマチュアの中では頭一つリードしている。決勝1本目で魅せたパーフェクトランのラストトリック(丸レールでのKグラインド)の着地でデッキを折ってしまったが、2本目はパスしても優勝をモノにしたかに思えるほどのライディングでした。


小川アンドレ

■2位には決勝2本目がぜん調子を上げてきた佐々木玲司。中学2年生にして長いキャリアを持つ彼も身体が大きくなりトリックのバリエーション&パワー共に大人のスケートスタイルでノーミスライディング。試合展開を面白く盛り上げてくれたが僅差で敗れてしまった。3位には予選トップ通過の太田真史が意地を見せた。小柄ながらバネがあり、多彩なトリックを繰り出しのスキルの高さを見せつけた。東北サーキットでもランキング1位を独走し、今後に注目すべき選手の一人であることは間違いない。4位から上井稜、大隈正泰、瀬尻稜、宮崎聖と続くが、そのほとんどがティーエイジャーで、世代交代の波が確実に押し寄せてきている。


佐々木玲司


太田真史







■コンテスト終了後はデスボゥル・ハードコアセッションが行われ、スタッフ含め新旧スケーターの交流が深められた。大会にも出場していた清水英樹が上手かったです。残念だったのが夏休み中の開催にもかかわらず地元&常連選手がほとんどでした。スケーターならもっと動いて日本全国にお友達を作ろう!(報告:平沼)






関東アマ開幕戦・ジュニア前線躍進中、どうする大人達!?



■こちらはAJSAによる春の新コンテスト、チャレンジCUPでございます。大会名のとおり増えてきた女性やジュニアのスケーターによる、秋の全日本を目指す「春の腕試し大会」といった所です。初めての開催という事で参加人数こそ少なかったですが、レディースでは怪我から復帰の内山メグが念願のAJSA初優勝、ジュニアでは杉本瑛生が同時表彰のボーイズ&キッズも制して3個の金メダル独占となりました。これからもAJSAではレディース&ジュニアのスケーターを応援していきます!




EISEI SUGIMOTO



左から2位の小林、優勝の内山、3位の黒柳




左から2位の阿部、優勝の杉本、3位の春日来夢、4位の春日美夢


■昨年あたりから予想はしていたのだが、瀬尻陵・杉本瑛生・佐々木玲司・上井陵のジュニア4人衆の勢いが止まらなくなってきました。以前だったら「おっ!決勝に残ったねオメデトー!」だったのが、今じゃ上位で予選通過が当たり前、優勝した瀬尻にいたってはチャンピオンシップでも準決勝に進出してしまった(汗)。もちろんスタイルや豪快さでは大人達に負けるが、コンテストで最重要なメイク率が4人とも高いからジャッジとしても落とせない。トップアマの皆さん、プロ目指して上ばかり見ていると彼達の背が伸びたときに抜かされちゃいますよ!気合い入れ直して頑張りましょう!


RYO SEJIRI







左から3位の小川、優勝の瀬尻、2位の佐々木