2006東北アマチュア地区サーキット結果



東北地区サーキット第3戦 太田真史 東北地区完全制覇の3連勝 

最終戦の会場は、今年オープンした、寒河江チェリークアパークでの開催。噂のマンモスパークであります。
事前エントリー数が46名と、近年の東北サーキットでは、多めのエントリー。エントリー選手の中には、このパークを滑ってみたい、という思いだけで関東圏から遠路はるばる車を飛ばして来た人も多かったようです。
しかし、開催当日は雨・・・ それも、降ったり止んだりハッキリしない、スケーターにとっては拷問とも言える状況で、この日の午後1時の段階で、天候の回復は見込めないとオフィシャルが判断し、翌日への順延が決定。

翌日の天候も、午前中は霧雨が降るなど、今ひとつハッキリしなかったが、午後には太陽も顔を出し、暑くもなく絶好のスケート日和。(流石体育の日ですね)スケジュール変更により、帰ってしまった遠征組や、都合が付かなくなってしまった選手がおおかったっが、気合いの入った、21名の選手が暑い熱戦を繰り広げました。

今回の会場は、かなり凝った作りをしていて、地元有利と思われたが、現在2連勝中の太田真史が、バンクtoバンクを多用しポイントを重ね、ビッグステアーでは迫力のあるオーリー、オーリー180°など、ストリートセクションで地元勢を撃破。3連勝で、東北地区の年間チャンプをモノにした。



続いてライバルの、阿部涼太は、コンテストに向けて、このコースをかなり滑り込んでいたようで、スピード、ルーティーンワーク、魅せるスケートで追いすがるが僅か2ポイント差で判定負け。



続く3位に、米山漱。彼は、チャンピオンシップスにもエントリーしており、若干10才ながら、オールラウンドにセクションを使いこなす、ライディングで9位と賞金圏内まで、後一つと迫っていた。今回チャンピオンシップスで優勝した、瀬尻プロの去年の滑りを見ているようで、トッププロの素質を感じさせる選手である。
また、アールでの多彩なトリックや、チャレンジスピリッツが評価され、今回の奨励賞を獲得。



4位には、盛岡からエントリーの鈴木 秀哉。外周のストリートコースを攻め続けストリートスケーターでも、このコースで上位に食い込めることを証明した。

後、末谷惣一、矢萩誉大と地元JOCKS勢が続いた。

東北サーキットには、実力派ティーンエイジャーが多いですね。それも、かなりローティーンが何処の世界にも世代交代は起こっていますが、ガンバレ!ベテラン!
ビデオシューティングも良いけど、パーク、バート、コンテスト・・・ スケートボードは&搓Lく奥深く楽しまなくっちゃ。

それでは。 B7全日本アマで会いましょう。
左から2位の阿部、優勝(3連勝!)の太田、3位の米山です。写真が暗くて申し訳ない!










東北アマチュアサーキット第二戦、山形県酒田市にある港パークにて開催された。クウォーターとバンクtoバンクにカーブBOX、レールというスタンダードでコンパクトなパーク。山形をはじめ岩手や福島、新潟などから総勢26名がエントリー、天候にも恵まれ炎天のもと大会が行なわれた。
優勝したのは太田真史、第一戦に続いて連覇を果たした。2位には今野陽介、予選を1位2位で通過した二人が見事その順位をキープした。そして3位には末谷惣一が食い込み今季初の表彰台を勝ち取った。
優勝した太田選手はレールトリックを軸にルーティーンを組み高得点を獲得、二位の今野陽介選手は第一戦でも見せたメインとスイッチ両スタンスでのテールブラントなどのRトリックを織り交ぜラインを繋ぎ、3位の末谷選手は持ち前の高さのある滑りを見せていた。また、ローカルである酒田の選手の滑りが際立ち佐藤裕のレールでB/SKグラインドや菅原寿久のダウンレールでB/S5−0グラインドが印象的でした。
今大会ではパークのデザイン上、確実にラインを繋ぐのはもちろんの事それに加え回し系トリックや他の選手が出してこないトリックをルーティーンに入れられるかどうかが勝敗の分かれ目となった。
大会終了後にはAJSA公認ショップJOCKS主催によるスケートゲームが行なわれ、予選各ヒートから勝ち上がった4名により決勝トーナメントが行なわれ末谷惣一が優勝に輝いた。
サーキット戦に参加した選手以外からのエントリーもあり、選手とギャラリーが共に盛り上がった暖かいイベントになりフラットという何処にでもあるスペースでのスケートボードの楽しみ方が味わえた大会になったのではないだろうか。
TEXT後藤和彦






左から順に2位の今野陽介、優勝の太田真史、3位の末谷惣一





2006AJSA東北地区サーキットが開幕、第一戦は秋田県横手市赤坂総合公園スケートパークにて行われ東北各地や新潟から総勢31名の選手とギャラリーが集まった。

会場の赤坂スケートパークは、コンクリート製の『フラットバンク』『三面のヒップ』『バンクtoバンク』が印象的で絶妙な角度(ややキツ目)に苦戦する選手も見られたがフラット面の多いまとまったパーク。

パークの性質上、着実にルーティーンを繋ぎポイントを重ねながら如何に難易度の高いトリックにチャレンジするかが勝負の分かれ道だったようにみえた。得点を見ても全体的に僅差のジャッジ泣かせの滑りに頭を抱えながらの慎重な採点の中、レールでのKグラインドやモヒカンでの5−0グラインドやテールブラントなどのトリックを軸に高いメイク率で優勝した太田選手と、クォーターでのリーンtoテールやレールでのフィーブルグラインドをメイクし2位になった阿部選手の若年二人が頭ひとつ飛び出た形となりました。また、クウォーターを使ってのメインとスイッチ両スタンスのテールブラントやB/S360といった他の選手とは異なるトリックで今野選手が3位に入った。

今大会の特徴は常連の面子に加え10代前半の参加者が多く見られたことでした、エントリー選手の9割に近い出席率と選手やギャラリーの交流も含め大会全体が暖かい良い雰囲気でした。