関西では初の開催となるAJSA全日本アマチュアスケートボード選手権! 

2008年の全日本は大阪ストリートスケーターの聖地とも言うべく、北神戸田園スポーツ公園で開催された。

エントリーの方は36名と、昨年よりやや少なめだった様だが、東北、関東、中部、関西、九州沖縄と全国5つの地区大会を勝ち進んだ日本のトップアマチュアスケーター達が大阪に集結した!

それではまず最初に初日の土曜日に行われた予選と準決勝の方から見てみよう! 予選は60秒の2トライ、ベストラン採用で上位16名が準決勝に進出。ジャッジングはいつもの様に5名のジャッジによる上下カットの5審3採、オーバーオールジャッジング方式で行われた。

予選を1位で通過したのは宮崎聖(関東)。9月に神戸のGスケートパークで行われたチャンピオンシップでのライディングが記憶に新しい。クリーンなエアー、レールからBOXまでコース全体を無駄無く使ったライディングで219ポイントを獲得。予選を見事トップで通過した!

2位には西川誠(関東)。スピードのある力強いライディングでコース全体を走り回り、218ポイントをゲット! 3位には腕の骨折により昨年の全日本出場を断念した坂田亜離釈(関西)が昨年の屈辱を晴らすべく、気合いの入ったライディングで! 獲得ポイントは215ポイント。

さらに4位に寺井健人(関東)、5位に春日美夢(関東)、6位には小林紘彰(九沖)と続いた。この他には井上直紀(中部)、小泉卓司(関西)、吉田昌宏(関西)、白江仁志(関東)といった選手達が持ち前の安定した滑りで予選を通過した。



続いて16人からトップ8に絞る準決勝。こちらも60秒の2トライで、ベストラン採用、

まずは8位から。バンクtoバンクでのBサイドグラブや、ダウンレールでのフィーブルにBサイド50、Fバンクでのヒールフリップにノーリーブラインドサイドフリップを決めた春日美夢が193ポイントでギリギリ準決勝を通過! 

7位にはノーリーハード、クウォーターBでのBサイドエアーtoディザスター、キャニオンをメランコリーで越えた白江仁志が195ポイントで! 

6位はクウォーターBでのフロントスミス、オーリーtoフェイキー、FバンクでのノーリーヒールにノーリーFフリップ、BOXでのKグランドをメイクした小林紘彰が196ポイントで!  

続いて5位には予選で1位だった宮崎聖がバンクtoバンクでのメランオリーグラブやダウンレールでのFフィーブルに50、Fサイド50−50、Fサイドボードスライドを完璧に決めて199ポイントを獲得! 

201ポイントで4位につけたのは寺井健人。ダウンレールでのFサイドボードスライドからFバンクでのキックフリップ、BOXでの50、フラットレールではBリップスライド、バンクtoバンクでのミュ?トブラブ、クォーターBではFサイドディザスター、BOXで50にスミスグラインドと、スムーズで流れる様な素晴らしいランだった!

そして準決勝ベスト3! 3位は吉田昌宏。まずクォーターバンクをスティールフィッシュでぶっ飛び、アールtoバンクでBサイドグラブ。RバンクでのFサイドノーズブラント、さらにクォーターBをフロントタックニーでまたまたぶっ飛び、キャニオンをオーリーで越えて、ミラーフリップ。最後はまたまたキャニオンをBサイドフリップで越えて完璧! R系のシブい滑りを披露し204ポイントを獲得した! 

2位には坂田亜離釈が215ポイントで!  バンクtoバンクでのオーリーや特大のオーリーフリップ、BOXでのKグラインドにBサイド50、ダウンレールでのフィーブルと、どれを取ってもクリーンで完璧だった! 

そして最後に吉田や坂田を上回る228ポイントと言う高得点で準決勝をトップで通過したのは、予選で8位につけていた井上直紀。準決勝1本目で157ポイントと後が無い状況で臨んだ2本目! レールでのボードスライド、Fバンクでのクリーンなポップフリップ、フラットレールでボードスライドtoフェイキー、BOXでのKグラインド、さらに途切れずダウンレールでのFサイドボードスライドとフィーブルグラインド、FバンクでのキックフリップにFサイドエアー、バンクtoバンクのキックフリップとノーミスで全てを大きく完璧に決めた! 以上の様な大会内容で初日を終えた。


一夜明け、2日目の日曜日は午前中からまず全日本レディース選手権が行われた。レディースのエントリーは8名、昨年のエントリー人数とよく似た感じではあったが、関西での大会開催という事もあって地元のエントリーも期待していたのだが、イマイチ選手が集まらなかったのが残念だ、、、、、!

それでは大会内容の方を見てみよう!

最初に3位から。198ポイントで3位に入賞したのは菖浦美怜(ムラサキ博多)。バンクtoバンクでのキックフリップやオーリー、フラットレールでのノーリーFサイドリップにボードスライド。BOXでのノーリー50とボーイッシュな滑りで会場を沸かせた。

2位には風間美穂(アクションブルーチップ)。Fバンクでのノーリー、BサイドキックフリップにBサイドオーリー、クォーターでのキックフリップtoフェイキー、ダウンレールでもボードスライドを決めて229ポイント! 素晴らしいライディングだった。

そして優勝は飯野紗弥香(TORICKSTAR)。今大会優勝でなんと大会5連覇というから驚きだ! バンクtoバンクでのオーリー、FバンクでのBサイドキックフリップにポップフリップ、さらにはバリアルキックフリップ。BOXでも5050、Pテーブルではハーフキャブからのバリアルキックフリップもメイクし258ポイントのダントツで優勝を勝ち取った! と、レディースはこんな内容。印象としては皆さん男子顔負けの滑りで、いやはや、脱帽です〜! まいりましたよ〜!

続いて行われたのがジュニア&キッズ! こちらの方も一般男子顔負けのライディング続出で、いやいや小学生達もあなどれません! 小さい身体から繰り出す素晴らしいトリックの数々に大会役員、ギャラリー共に会場全体多いに沸かせていただきました! それでは結果の方を!

こちらは優勝から行っちゃいましょう! まずジュニアクラスから。優勝は松木愛瑠(DEATHMIX)。バンクtoバンクでBサイド180、ダウンレールでのボードスライド、Fバンクでのボンレス、キャニオンでリーンtoテール、クォーターでのフロンエアー、キックフリップtoフェイキー、バンクtoバンクでのキックフリップインディーグラブと次から次へと完璧なトリックが飛び出し239ポイントをたたき出し堂々の優勝! 文句無しの素晴らしいライディングだった! 

続いて2位にはアマクラスにも出場している春日美夢! バンクtoバンクでのスタイリッシュなツゥィークエアー、Fバンクでのキックフリップ、Bサイドヒール、ダウンレールでのフィーブル&Bサイド50と、クリーンで安定したライディングで236ポイントの高得点だった。

3位は佐川海斗(5050)。バンクtoバンクでのオーリー越え、Fバンクでのキックフリップ&フリップボディーバリアル、バリアルフリップ、クォーターでのFエアー、ダウンレールでのボードスライドと、こちらも文句のつけ様がない完成された演技だった!

続いて小学3年生以下のキッズクラスで優勝したのは岸海(ムラサキ八王子)。バンクtoバンクでのBサイドグラブ、Fバンクでの?リー、Rでのディザスターリバース、クォーターでのBサイドブラント等々! 小学1年生の小さな身体から繰り出されるトリックの数々は全てが完成されていた! 

2位には佐川涼(5050)180ポイント、3位に杉原貫太(FLAKE )177ポイントと続いた!

以上がレディース、ジュニア、キッズのコンテスト内容だ! レポート出来なかった以上のクラスの4位以下の選手達の成績についてはリザルトを参照下さいね!



レディース優勝の飯野沙弥香 オーリーロングディスタンス


ジュニア優勝の松木愛瑠 5-0グラインド


キッズ優勝の岸海 フロントサイドオーリー











それでは最後にアマチュアクラスを!

初日の予選、準決勝を勝ち抜いた8名プラス、レディース、ジュニア、キッズ、それぞれの優勝者3名を交えての決勝は、なかなか見応えがあったと事は言うまでもないだろう! では6位から。

6位 坂田亜離釈(関西)187ポイント

バンクtoバンクでのオーリー、PテーブルでのKグラインド、Fレールでのボードスライド、BOXでのBサイド50、ステアーからのオーリーPOPショービット、等々!

5位 小林紘彰(九沖)188ポイント

クォーターでのFスミス&オーリーtoフェイキー、Fバンクでの360キックフリップ&ノーリーフリップ、キャニオンでのFオーリー越え、BOXでのKグラインド、バンクtoバンクでのBサイドグラブ、等々!

4位 白江仁志(関東)201ポイント

ダウンレールでのFサイドボードスライド、Fバンクでの360キックフリップ&キックフリップ、クォーターでのB&Fサイドオーリー、BOXでのマニアル&Fスミス、FレールでのFサイドリップスライド、Pテーブルでの50、ステアーからのノーリーBサイド180、等々!

3位 寺井健人(関東)203ポイント

ダウンレールでのFスミス、Fバンクでのキックフリップ&Bサイドキックフリップ、キャニオンフロントミュート越え、バンクtoバンクでのミュートグラブ、クォーターでのFエアー、BOXでのキックフリップto5050、等々!

2位 吉田昌宏(関西)204ポイント

クォーターでのスティールフィッシュ&フロントタックニー&マドンナ、バンクtoバンクでのBサイドメロン、FバンクでのBサイドキックフリップ、RバンクでのFサイドノーズブラント、リーンエアーでのキャニオン越え、等々!

1位 宮崎聖(関東)231ポイント

バンクtoバンクでのメランコリー、FバンクでのFサイドキックフリップ&360キックフリップ、アールtoバンクオーリー越え、BOXでのBサイド5050、ダウンレールでのFサイドボードスライド&Fサイド50&バックサイドリップ、クォーターでのBサイドグラブ、等々!

と長くなりましたがこんな感じでした! 特に宮崎選手が最後の2本目で見せたノーミスのパーフェクトランは超完璧! 素晴らしいライディングでした! と言う事で、こちらも7位以下はリザルトを参照下さい!

以上、2008年AJSA全日本アマチュアスケートボード選手権の大会レポートでした! 来年も沢山のエントリーお待ちしています〜!!










3位の寺井健人 フロントサイドスミスグラインド


2位の吉田昌宏 フロントサイドステールフィッシュ


優勝の宮崎聖 オーリーバックサイドグラブ