開幕戦は芝田元(アドバンス・マーケティング)優勝!
バーティカルは風が強いと滑りに影響の出る。
今回は、台風接近での悪天候が心配された。
だが、大会は無事開催。
競技中は、時折降る雨に幾度か中断されながらも全3クラスを無事に終了することができた。
Map's TOKYOはバートがパークと隣接してる為、
沢山の人がバートライディングを見れる良い機会ともなった。
トップレベルのバートライディングを生で観たのは初めてという人も多かったのではなかろうか。
プロアマオープン
近年の日本バートレベルは高く、全員がフリップトリックをこなし、
540系も殆どのスケーターがメイクするまでになった。
優勝は芝田元。
大会ルーティンをきっちりこなし安定感あふれる堂々たるスケーティング。
フリップトリックや540系もしっかりと組み込み、安定したラインでしっかりとまとめてきた。
2位、堀米雄斗。
他のスケーターがやらない超難易度系の技の持ち主。
5種類もの540トリックを見せてきたし、B360も今回の参加者でやったのは彼だけ。
人気のあるトリックに拘らず、自分の好きなトリックをやりたがる我が道を行くスケーターだ。
将来が楽しみな中学1年生。
3位、佐野誠哉
昔のようにルーティンを決めて滑るスタイルとは一変し
次に何が出るかわからない、観ている者をひきつけるスケートに変化してきている。
トライするトリックも、メイク率の低いものでも大会中もあえて挑戦し攻めの滑りを持つようになった。引き出しはかなり多いので次回の大会も注目だ。
4位、中尾淳一、なかなか魅せ場が決まらなかった彼も、周囲の応援があってかラストランで挽回、得意のヒールフリップ祭りやロデオで魅せ復活の兆しを見せた。
5位、上條顕映、バリアルキックフリップは惜しくも成功はせず。エアーやノーリーエアーは安定があった。
基礎があるので、取り組み方次第ではさらに幅が広がるだろう
5位 上條顕映(セキノ・レーシング)
4位 中尾淳一(セキノ・レーシング)
3位 佐野誠哉(エレメント)
2位 堀米雄斗(インスタント)
優勝 芝田元(アドバンス・マーケティング)
アマチュア
若年層が中心だったアマチュアクラス、優勝は池田大亮。
この日のために練習を積み重ねたマックツイストも見事に決まり、フロントロデオやキャバレリアルなども軽々とこなしていた。
2位は活き活きと滑っていた新井凜央。
そして、田中凌が3位。
若い子達もバートに興味をもち、全体的にレベルが高くなってバーティカルが活気付いてきた。
今後も一つ一つの技にもっと磨きをかけ、技のスタイルへの探究心があれば
滑りにも厚みが増すだろう。
マスターズ
やはり盛り上がるマスターズ、
30歳後半から50歳直前のスケーターがバートで飛んだりインバートしたり、
なんてカッコイイ大人なんだろう。
優勝は高田真。仕事が忙しく、土日に休めない彼だが、
ここ近年はイベントの為にスケジュール調整をし大会にちょくちょく顔をだすようになった。
エアーもインバートもバランスが良い。
2位、80年代を代表する篠省光プロ。渋い滑りで会場を盛り上げる。
3位、芝田モトの父、芝田哲矢は綺麗なエアーで攻めの滑り。
4位、島村一成、綺麗なスタイルと矢のようなエアー。年齢を全く感じさせないスケーター。
5位、スラロームでも有名な平沼孝之。バートでも飛んだりリップトリックもこなす。
6位、フリースタイルから何故かバートにどっぷりはまった野口篤。
盛り上がったマスターズコンテスト、来月もまた渋い大人の魅力を見せてくれるに違いない。
参加者のレベルも年々上がり、ギャラリーも増えて盛り上がってきたバート。
次回の鵠沼でも面白いことになりそうだ。