2016九州沖縄アマチュア地区サーキット結果



第三戦はここ沖縄 南風原パークで開催。
毎年恒例の予感を感じさせる2年連続での沖縄開催です!

そして今回も晴れ男パワーを発揮し、前日までの雨予報をはねのけ、
まさかの局地的にパーク付近だけ雨が降らないという強運を味方につけ、
無事に開催することができました。





今回のエントリーは沖縄から26名、九州本土から1名、合計27名での開催となりました。
個人的には単身一人で乗り込んできた福田 凛之介をこの時点で多いに評価したいと思います。



今回のジャッジ&MCはこちら!



ジャッジは
左からモトジ氏
Lesqueから三世プロ
TUFLEG,EMERICAより謝花プロ
同じくTUFLEGよりヘッドジャッジ才プロ
そして私、清水 潤
の5名です。

そしてPhotographerはFLC,skateboyzよりDICEK氏。


さて開会式も終了し、前半13名、後半14名に分かれて1ヒート、2ヒートで予選を開始です。

僕個人としては去年と比べてどれくらいレベルアップしてるのか?がとても楽しみだったんですが、
蓋をあけてみるとそれはそれはめちゃくちゃレベルアップしてました。

ただこのパークの設計上仕方ないことなんでしょうが、
アール、スパインがちょうど良いサイズでラインに組み込みやすく、
30秒はアールやスパインに時間をかける選手がかなりいたように感じました。

逆にカーブや回しなどは昨年と変わってないか、
もしくはレベルダウンしてるような感じもしました。

パークの作り上、仕方ないことではありますが、やはりAJSAのコンテストではパーク全体をバランス良く、
かつ他の選手とは被らない、ジャッジの目を引くトリック、ラインだったりを組む事をおすすめします。

そういう意味では予選はとてもレベルが高かったのですが、
やっていること、ラインの組み方など多くの選手がほとんど同じような印象を受けました。

同じようなラインを組み、メイクした人があがり、メイクれなかった人が予選落ちした。
そんな感じがしました。

一方で、そういう状況下ではベテラン有利なんですかね。
友里日光太郎、中谷功太郎、山城雅也選手あたりが印象に残りました。
やはり一味違ったものを出してくる、他とは違うというところが印象に残りグッドだった気がします。

そんなハイレベルな予選でした。




それでは決勝。
高架下で日陰とはいえ、湿度が半端ないこの日。
明らかに予選より選手の動きにキレがなく、体力を奪われている感じがしました。
なんと14位から1位までの間がわずか70点差という稀に見る半端ない僅差。

1トリックで14位が4位にも変わるのではないか?というような感じでした。

ただ唯一残念だったのが予選をかなりのナイスランを魅せていた福田凛之介が、
なんと予選ラストトリックでグリッチョしていたようで、まさかの決勝を棄権。
優勝も狙えるランだったので本人も非常に残念そうでした。


ということで16位から9位までのリザルトを参りましょう。

16位 福田 凛之介
15位 新垣 奏共
14位 大城 雅也
13位 国吉 吟太
12位 中谷 功太郎
11位 山口 竜歩
10位 運天 瑛斗
9位  ジリヤード 龍ノ介

予選終了後には足がつりかけていた最年長の秋吉 崇博がなかなかの健闘ぶりを魅せ、
優勝候補の米野 舜士が残念ながら入賞ならず。怪我からの調整が間に合わず・・・
といったところでしょうか。


そしてここから入賞者です。

8位  小山 大地
アールからのエアー、レッジでのグライド、特にストレートレッジでのS/F 50-50は漢。技が繋がれば確実に入賞してただけに、惜しかった!





7位  宮里 夕鶴
柄シャツに柄パンツに、ヒョウ柄シューズという見た目からして個性満点。しかしその滑りの内容も個性満点。
飛びにパフォーマンスに全てが目立ってました。個性ではダントツで優勝でした。





6位 友利 日光太郎
日光太郎という名前が既に怪しい。31歳という年齢も非常に怪しい。全てが怪しい日光太郎選手でしたが、
個性と実力はさすがです。他のライダーとは一味違うパフォーマンスを見せやはりジャッジの目を引きました。
個性的なトリックをいくつもメイクし、見事6位。





5位  仲宗根 優太
1トライ目2トライ目、ともに安定した滑りを魅せた仲宗根優太。スパインでのハーフキャブはかなり綺麗なメイクしていた。
安定した滑りで見事5位に!





4位  嘉陽田 隼人
もう見るだけでセンス抜群のこの男。スタイル抜群、デッキコントロールも抜群。ただし練習不足か?やや乗り切れていなかったように見えたが、
キレッキレのトレフリップなどを披露し4位。大会に向けて本気で練習すれば入賞間違い無し。





3位  新垣碧己
予選16位からの13位UPの見事3位入賞。実はなかなか難しい6角形バンクでこの日唯一クリーンに回しをメイクしたのではないでしょうか?
全体的にクリーンにまとめてラストのバンクでのキックフリップがだめ押しで効き、見事3位入賞。おめでとう!





2位  野原 貴志
ギャップからのバンクインフリップを果敢にトライしていた野原貴志。残念ながら乗りこけで終わってしまったが、スパイン、バンク、レッジ、
全てをそつなくこなし、ラインを綺麗につないだ。途切れ途切れのラインが多かった決勝であっただけにミスの少なかった野原が見事2位入賞!!





1位  佐渡山 開登
目立った滑りではないものの、非常に練習されたスタイルのある動きを節々に魅せてくれた。
トレやバックテール、スイッチトリック、スパインなど全てのバランスがよかった。
ミスも少なく、パーク全体を使い、スタイルも整っていた僅差の勝負を見事にもぎ取り優勝。ナイスランでした!!おめでとう!










選手、スタッフの皆さん、お疲れさまでした!

総合16位に入った選手は是非共全日本へ!!
九州から全国へ!!

Junn

All photo by DICEK
















第二戦は「SWITCH SKATE PARK」で開催。実はSWITCH SAKTE PARK、今年で10周年を迎えるのですが、今年の9月で現オーナーの田尻氏がオーナーを引退し、10月以降は新オーナーの元新生SWITCH SKATE PARKとなります。

そう、つまり、現SWITCH パークでの最後のAJSAの大会は今回がラストとなってしまうのです。



そして今回のエントリーは29名と若干少なめ。


ジャッジ&MC


左からTUFLEG、FLCなどのライダーであるMC:西田 耕治

ジャッジは
同じくTUFLEGの池元プロ
大分はTre°sbのライダー清原プロ
Expedition,FLCからヘッドジャッジ、武石プロ
オーガナイザーの私:清水潤
ムラサキスポーツ、adapt projectを主催する吉川プロ
の5名。

そしてPhotographer FLC,skateboyzよりDICEK氏。

さて開会式も終了し、前半16名、後半16名に分かれて1ヒート、2ヒートで予選を開始です。

今年も梅雨まっただ中、猛暑、猛湿度の中でのSWITCH戦。
今回の目玉は鳥取から参戦の岩本悠平。関西サーキットでも常に決勝に残る上位ランカー。
初の九州サーキット参戦でどこまで食い込んでくるのかがジャッジとしては見物です。

そしてなんと予選一人目がその岩本悠平。
そしていきなりかましてくれました。
本人も相性が良かったというだけあって、非常に良いテンポでかなりの技数で、いきなりのほぼフルメイク。
これは会場にいた九州ライダーも気合いが入ったのではないでしょうか?九州男児の意地の見せ所です。

果たして予選の結果は如何に・・・

予選ブッチきりかと思われた悠平をおさえて予選1位通過したのは、九州が誇るスケートマシーン福田達也。
1つ1つの難易度と完成度がもはやlike a Sewa Kroetkov。

そんなハイレベルな予選でした。




それでは決勝。
暑さと疲労のせいか、予選より集中力を欠いたrunが多かったように見え、
なかなか思うような滑りができなかった人も多かったようです。
コンディションをコントロールするのみスキルの1つですね。

ということで16位から9位までのリザルトを参りましょう。

16位 常磐 壱努
15位 宮崎 裕二郎
14位 善 大了
13位 山田 龍來
12位 秋吉  崇博
11位 田中 右京
10位 溝手 太陽
9位  米野 舜士

予選終了後には足がつりかけていた最年長の秋吉崇博がなかなかの健闘ぶりを魅せ、
優勝候補の米野 舜士が残念ながら入賞ならず。怪我からの調整が間に合わず・・・
といったところでしょうか。


そしてここから入賞者です。

8位  草西 恭凡
回し、カーブ、レール、オールドトリックなど自分のスタイルを確立しつつある恭凡。安定した滑りで見事8位入賞。



7位  瀧下 海人
スケート歴約3年で最近メキメキと頭角を表して来た海人。
こちらも回しやカーブにバーチカルまでできるオールラウンダー。ラストのバンクをギャップに見立て、完璧なトレフリップをメイク。



6位  福田 凛之助
ビッグアールでのバックスミスから始まり、アール中心ではあるが、その中でもアールのスミスからのフリップアウトなどを織り交ぜ、テクスタイルも取り入れて来ている凛之助。
この日こだわりのスミスのフリップアウトをラストランでメイクし笑顔満点で滑っていたのが印象的だった。



5位  福田 達也
和製Sewaの異名を持つ福田達也。さすがの精密マシーンも暑さと体力にやられたか?予選1位から4つ順位を下げてしまった。それでも狙ってるトリック1つ1つがハイレベル。ノーリーケー、トランスファーバックテール、FSフィーブル、BSスミス180、ノーリーヒールノースラなどなど。しかし残念ながらこの日は技が繋がらず5位に沈んだ。



4位  小川 雄太
この日の大会中のベストトリックといえば雄太のトレフリップからの50-50。しかも発一。
予選でもみせず決勝のラストに持って来てメイクするあたりが憎らしい。会場の歓声をかっさらった。
その他にもバックテール、ハーフキャブKなど高難易度のトリックをメイクし見事4位。



3位  宮崎 健太
父になってから絶好調が続いている宮崎健太。1トライ目はぼろぼろであったが、2トライ目で見事リカバー。大きなエアーに加え、バンクトゥバンクで完璧なバックサイドフリップをメイクするなど見事3位入賞。



2位  岩本 悠平
パークとの相性が良かったというだけあって、今までに見た事の無いトリック数を織り交ぜて来た悠平。基本的なトリックが多かったものの、スタイルと流れと完成度はぶっちぎりだった。ラストのフリップtoウォールも完璧のクオリティでで実力の高さを感じた。素晴らしいrunを魅せてもらってありがとう!



1位  福間 偉璃
地元のプライドを守った偉璃。一発目からバンクtoバンクでのトレからスタートし、テールブラント、BSリップスライド、ハード?のリバートなどを高難易度の技を次々メイク。技数と流れでは2位の悠平には劣るが、1つ1つの難易度が評価されこの日は偉璃に軍配があがった。オーリー日本記録も狙える逸材だけあり、今年こそ九州から全日本AMの入賞を狙ってほしい。











選手、スタッフの皆さん、お疲れさまでした!

次回は9月に沖縄で開催です!
現在17回連続開催中!
9月も晴れますように!

Junn

All photo by DICEK















今年も始まりましたー!
AJSA 九州サーキット2016!!

早いものでもう6年目となりますが、まだ一回も雨天延期がないという晴れ男っぷり。
なんと今回で16回連続開催。オーガナイザー冥利につきます。

第一戦目は今年もハイレベルな戦いが期待できるここノッチランドこと大原スケートボード場での開催。

日田市のナイスショップ「Tre°sb」のオーナー甲能 聡氏と、スケートボード愛好団体が一丸となって運営されているわけですが、今回は日田&Tre°sb軍団がどこまで上位に食い込んでくるのかも非常に興味のあるところ。

ということで早速いきましょう。

このパークはヒップ、レール付きバンクバンク、レッジとレール、アールのついたセクション、カーブ、奥にはアールと半ボールとバランスのとれた良パーク。

そんなパークの大会に集まったライダーは九州各地からのエントリーで合計41名。



レッドブルも協賛にかけつけてくれました。


開会式


今回のジャッジ、スタッフはこちら。


左から
座っている地元大分から清原プロ、鹿児島から池元プロ、オーガナイザーの私、怪我から復活した武石プロ、adaptの吉川プロ、MC西田氏、スタッフはムラサキの楢崎氏といったメンバーです。

ということで開会式も終了し、前半20名、後半21名に分かれて1ヒート、2ヒートで予選を開始です。

ここのパークは本当に滑りやすい!予選から良いライディングが続出です。

そんな中注目を集めたのは何と言ってもTre°sbのオーナー甲納聡氏でしょう。設立者とだけあって、かなりの期待と注目が集まり、さすがに緊張していた様子に見えました。

さてそんな甲納氏率いるTre°sbクルーの決勝進出は如何に・・・!?

大会参加者が一番ドキドキ&ワクワクする瞬間かもしれませんね。
予選の結果発表です!



なんと16位が同点3人!その一人が甲納聡氏という奇跡的な予選結果!

そしてTre°sbのライダー眞島 正隆氏も絶妙に+1ポイントで15位通過。
ライダーが2名通過すればとりあえず面目躍如でしょう!


それでは決勝参りましょう。
残念ながら18位長岡 賢一、17位永松 健児の2名はポイント獲得ならず。
次回に期待。

ここからポイントゲットです。
16位 相原 ヨシカズ
    優勝候補ながら絶不調でギリギリポイント獲得の16位。

15位 田中 右京
    持ち前のバネとスキルが発揮されず撃沈!今は復興が大変だろうけどがんばれー!!

14位 福田 達也
    足がつってしまうという大会あるあるにはまり14位!

13位 谷口 湧人
    初参戦かな!?なかなか好成績なんじゃないでしょうか!

12位 甲納 聡
    ハーフキャブノーズスライドtoテールマニュアルto180outがラストに決まりこの順位!
    右ひざ靭帯断裂でまだボルトが入っていたり色んなプレッシャーもありながらお見事だったと思います!

11位 善 大了
    練習中に魅せたレールオーバーのハードフリップが素晴らしかった熊本の若手!
    地震で大変だろうけど持ち前の明るさで頑張れ!熊本スケーター!
    
10位 国武 正行
    スイッチボードスライドからのビッグスピンアウトが絶品でした!2トライ中2回とも決まるのはすごい!

9位 眞島 正隆
   Tre°sbライダーで決勝進出最年長!かつ初参戦!惜しくも入賞ならず!!
   最後のノーリーハードフリップが決まってれば・・・!!

8位 瀧下 海人
   キックフリップやトレフリップ、アール、レールなど全体的に安定してキレのある滑りが印象的であった。
   グングン頭角を表して来ている若手期待の海人。8位入賞でした。
   



  
7位 小川 雄太
   優勝候補ながらも今回はカーブでのノーズブラント全流しにハマりすぎてしまったが、2トライラストのラストについにメイク!
   一発で流れをもっていき7位入賞! 
   



6位 草西 恭凡
   フラットバンクでのトレフリップが非常に安定していた恭凡。リップスライドや5-0など安定したトリックをコツコツ積み重ね6位入賞。
   



5位 甲木 啓介
   アールのFS5-0から始まり、ヒップ、バンクなどパーク全体を使い、無駄の無いラインの組み立てからのラストのハードフリップ!!久々良いところ見せてくれた啓介が見事5位!こちらも熊本のライダー!頑張れー!!
   



ここからの上位4名は誰がいつどの大会で優勝してもおかしくない常連組!
まずは惜しくも入賞ならず!
4位 松尾 栞汰
   レールでフィーブル、アールでFSオーリー、カーブでリップスライド全流しからのバンクでキックフリップなどなど。
   非常に良いルーティンで1ポイント差で涙を飲み4位!!練習中の360オーリーもステキでした!
   



3位 米野 舜士
   予選1位通過からの決勝3位。ダウンレールでのBSボード、カーブでテール、FSリップ、BSリップなどなどをメイク。ラストのミニダウンレールでのスイッチ180からのスミスが惜しくも決まらずでしたが、見事3位入賞!舜士も熊本在住で大変な生活を送っていると思いますが、持ち前のハートで家族一丸となって乗り切ってほしい!がんばれ、舜士!。
   



 
2位 福間 偉璃
   前回優勝のイオリ。今回はどうやら怪我をしていたようで本調子が出せずわずか1点差で涙を飲んだ。しかしそれでもキレのあるトレフリップ、安定したターン系トリック、まわし、カーブ、アールなど全てをバランス良くこなし、大会中最もトリック数を打ち、メイクしたライダーだったでしょう。良くもまぁあれだけトリックを出せるものだと驚きます。
   



そしてそんなイオリを抑え、見事優勝に輝いたのは宮崎 健太!
1位 宮崎 健太
   パパになり8ヶ月という健太。そしてパパになり2連勝という絶好調ぶりです。父は強しでしょうか。
   抜群のアールさばきに加え、レールでのフィーブル、バンクでのBS180、キックフリップなどほぼ完璧にこなし見事優勝!
   パパとはいえまだまだ若手!これからの飛躍に期待したいですね!おめでとう!
   







そして今期からガールズの1、2、3位も決めることになり、栄えある第1回目の受賞者は!
予選37位だった松竹 茜音ちゃん!
バンクでのキレのあるポップフリップが印象的でした!



おめでとう!



次回は7月にSWITCHで開催です。
次回の優勝、今年の総合優勝は誰の手に!?

Junn

All photo by DICEK